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関節角や関節を動かす順番で効果は変わる! 〜トレーニングフォームの重要性について〜

これからトレーニングを始めようとしている方、自己流でしかトレーニングをしたことがない方は、一読いただけると幸いです。

 

トレーニングのフォームを重視する意義

1.    怪我の予防

怪我をしないことは、トレーニングを行う上で最も重要です。例えば、スクワットで誤ったフォームで行うと、腰や膝を痛める原因となります。怪我をするとトレーニングができなくなるだけではなく、日常生活に支障をきたすことにもつながりかねません。

正しいフォームを維持することで、関節にかかる負担を軽減し、怪我のリスクを減らすことができます。特に、重いウェイトを扱う場合や複雑な動作を行う場合には、正しいフォームが不可欠です。

 

2.    効果的なトレーニング

正しいフォームを使うことで、狙いとする筋群に効果的に刺激を与えることができます。フォームが崩れると、他の筋肉が代償的に働いてしまい、目的の筋肉が十分に鍛えられないことがあります。ボディメイクやスポーツの競技力向上において、狙いとする部位を鍛えることは重要になるため、しっかりと正しいフォームを習得しましょう。

 

3.    パフォーマンスの向上

トレーニングのフォームは、バイオメカニクス(運動力学)から考えられています。安定する位置でウエイト器具を支えることで、挙上方向に力を加えることができます。しかし、不安定な角度でウエイト器具を持つと、バランスを取るために力が入ってしまい、挙上する方向に力が働かなくなります。スポーツパフォーマンスでも、フォームが綺麗な選手は、不要な場所の力みがなく合理的に力を加えて運動していますよね!

フォームが正確であれば、トレーニングの効率が向上し、より多くの重量を扱ったり、より多くの回数をこなしたりすることが可能になります。これにより、筋力や筋量の向上が期待できます。

 

以上が正しいフォームでトレーニングを行う意義になります。そして、レジスタンストレーニングは、他のスポーツと同様に、一見して同じフォームであっても、細かい関節の角度や身体の部位を動かす順番が異なるだけで効く筋肉や扱える重量が変化します。それ故、トレーニングは奥深くて難しく、面白いです!私自身も絶えず研究していきたいと思います。

 

また、昨今Youtubeなどでトレーニングのやり方を手軽に学ぶことができます。しかし、それを習得できるかどうかは別の話です。勿論、効果がないわけではありませんが、コーチをつけずにスポーツを上手くなろうとするのが簡単ではないのと同様です。そのため、一度は教わってみるのも良いのではないかと私は考えます。

これからトレーニングを始める方、安全にトレーニングしたい方、伸び悩んでいる方は、定期的にトレーニングの専門家にフォームチェックしてもらって下さい!


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